academic

昨日読んだ論文

イネいもち病菌のT-DNA挿入変異体を大量につくり、ハイスループット機能解析をしたもの.Nature Geneticsらしいな.私がやっている遺伝子が入っていたら、ヤバいなぁ、、、、、と思ったのですが、どれも入っていなかった.良かった、、、、、ホッ.イネいも…

数学研究者にならない?

http://www.asahi.com/life/update/1021/009.html 確かに. 数学オリンピックに出たことある自分の知り合いで数学系に進んだ人は誰もいない.

ノーベル化学賞

ノーベル財団のニュース 詳細情報はこちら(pdfファイルです) 真核生物の転写(ゲノムDNAからRNAが合成される過程.このRNAの情報が直接読み取られてタンパク質が合成される)の研究でスタンフォード大学のロジャー・コーンバーグ教授が受賞. X線回折やリ…

ノーベル物理学賞

http://nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2006/press.html 今年のノーベル物理学賞は宇宙背景放射の観測、解析をしたマザー博士とスムート博士になりました. 門外漢なので全然分かりませんが、宇宙背景放射とは宇宙空間全域から観測される電…

ノーベル医学生理学賞

バルカム先生*1、ノーベル賞逃す(←それが最初のコメントかい) 受賞者は2本鎖RNAが線虫でRNAiを誘導することを示したファイアーさんとメローさん. ノーベル財団の発表記事 受賞対象論文(Fire, A., Nature, 1998, 391, 806.) つーか、8年って早いなぁ〜.…

ストレスに対する応答がエピジェネティックに伝わる

今週号のNatureに掲載された論文. 植物は光、水、塩類、高温、病原体等種々のストレスを受け、それに対して抵抗性等の様々な応答を起こすことが知られる. 今回の論文は紫外線や植物病原菌によって受けたストレスによって、体細胞相同組換えの頻度が上がり…

カロースの生成でSA経由の細胞死が抑制される

2年半前の随分古い論文ですが、ひょんと見つけて読んでみてへぇ〜と思ったので. 植物に寄生するカビは侵入菌糸というものでクチクラ層、細胞壁を貫通させることで植物体に侵入します*1.植物側もそれに対して様々な防御反応を示します.例えばパピラと呼ば…

DNAで構造を自由に設計

http://www.nature.com/nature/journal/v440/n7082/index.html ちょっとこれみて下さい.先週号のNatureの表紙写真. 単なるニコニコマン(スマイリーって言うのかな?)と思ったら大間違い.なんとこれDNAで作られているのです.大きさは数十 nmスケール. …

人の興味

今日のサブゼミ(学生&ポスドクだけで自主的にやっているゼミ)の担当でした.以前にもここで書いた、以下2報を紹介しました. 植物病原細菌P. syringaeが植物に分泌する病原性物質AvrPtoBによる植物のプログラム細胞死(PCD)の抑制が、AvrPtoBのもつユビキ…

たまには自転車とスキーから離れて

植物病原細菌P. syringaeが植物に分泌する病原性物質AvrPtoBは植物のプログラム細胞死(PCD)を抑制することが知られていましたが、それがAvrPtoBのユビキチンリガーゼ活性によるものという論文.さらにAvrPtoBと相互作用する植物側ユビキチン因子も同定して…

メタン源

植物は大量のメタンを放出するらしい.全体で62-236×10**12g/year.温暖化に影響があるかも、と書いてありますが、そんなこと言われても植物は知るか!ってことでしょう. http://www.nature.com/cgi-taf/Dynapage.taf?file=/nature/journal/v439/n7073/abs/…

フェノールの新規合成法の開発

とりあえずニュース記事をご覧下さい 論文の方はこちら これまでのフェノール合成はいわゆるクメン法を用いて行なわれてきましたが、今回ゼオライト触媒を用いることに寄り1段階でのフェノール合成を成功させました.同期の友達も関わっていたみたいで、ちょ…

ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論作者: ピーターアトキンス,Peter Atkins,斉藤隆央出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/12/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 26回この商品を含むブログ (44件) を見るアトキンス先生(大学入って教養の物理化…

マウスの涙にフェロモン

こちら いやぁ、ほんと凄いなぁ、と.取り組むテーマが良いのもあるにせよ、研究を前進させる力は相当なものだと思います. と、いうかどんなテーマだって、研究を前進させることは可能だと思います.要は人次第なのでしょう.と、言ってため息.

一つ上の先輩が

Cellの最新号の論文.インシュリンレセプター系(PI3K-1、Torなど)、caspase-8に引き続いてアポトーシス系によるオートファジー制御の論文.これだけたくさん出てくると、どれか違うんじゃない?と思ってくる.生命システムは複雑だけど、ここまで複雑に制…

ウイルス感染に対する抵抗性シグナルタンパク質を同定した論文2本 内容は後で

Current Opinion in Plant Biology

このページは一体いつまで編集されたレビューをArticle in pressに置いておくつもりだろう.もう2,3週間そのまんま、迷惑.怠慢だ!!!

国際生物学賞に葉緑体機能研究のチュア教授

http://www.asahi.com/science/news/TKY200509140300.html 光に反応するタンパク質ってD1, D2のこと?クロロフィル自体はタンパクじゃないからその周りのクロロフィルタンパク?そもそもPS-IとPS-IIのどっちだろ.無知が知れる. まあいいや、この人って葉緑…

昨日報道された工学系T研究室の実験結果に疑いがあること.1年くらい前、化学生命の友達から疑問がもたれていたことをチョイチョイ聞いてたけど、こんなことになるとは.確かにNature論文が取り下げられたりしてたけど、詳しい経緯は知らなかった.T先生の講…

miRNAには2本鎖形成による翻訳阻害だけでなく、RNA分解によって制御するものもある

Cellのタイトルだけを見た時はよく分からなかったのだけれども、Yaleの丹羽さんのブログ見てそのインパクトを知る. miRNAについてはあまりよく知らず、こんなことも分かっていなかったのかとちょっと意外.勉強不足(笑えない)

meristemへのウイルスの移行

meristemにウイルスが蓄積しない理由として、plasmodesmataが発達していないから、分裂細胞ではウイルスは増えられない、サイレンシング等々多くの意見がありましたが、どうもサイレンシングのようです(少なくともPVXは).しかもsystemic silencing. さすが…

本日ゼミ.私の研究室は農学部.今日のゼミはいつもと比較してよく言えばかなぁーり農学的、応用的、悪く言えばそれほど興味を引かれない.まあ全部がそうだった訳ではなかったけれども、おぉーっというものはなかった.でも教授はご満悦.お年寄りはこうい…

知識不足

を感じる. まず教科書の知識.基本的知識の欠落.分子生物学だけ分かっていればよいものではあるまい.生化学、化学も基礎知識として必要. 論文の読み込み量.こちらも足りないな.最近あちこち興味をひかれて、どれも寸足らずな状態になってしまっている…

NRG1

N geneとパラレルに働く遺伝子がタバコから釣れたようだ.しかし判断に困るデータもある.まだまだ謎は多いな. (1ヶ月半前のです.見つけるのが遅かった)

別のウイルスのベクター

を作ったのだが機能しない.アグロバクテリウムを介して感染させているのでアグロ中の配列を調べたら改変部分付近は問題なさそう(もしかして1塩基脱落しているかも.そしたらフレームシフトで終了).植物から(これもモザイク病徴出るはずなのに何故か無病…

病徴が、、、、、

無病徴ウイルスのはずなのにインフェクシャスクローンを作って接種したらなぜだか病徴が出た.RNAを抽出して、RT-PCRしてシークェンスしてみたらやはり無病徴ウイルスの配列.どうなってんだこりゃ?

不良ウイルスベクター

一昨日に書いたウイルスベクター、機能するのは3枚上葉の上に発現が遅い.どうすべぇかなぁ.蓄積量なのか、はたまたサイレンシングが原因なのか?

ウイルスベクター

別系統のウイルスを使ってベクターを作ってみたが、接種葉で光らず.残念ダメでした.3枚上葉からは光り始めるんだけどね、、、、、

PCDと分裂組織

どうも関係ありそうなので、サイトカイニンを使って頂端以外に分裂を誘導してみることにした.