ストレスに対する応答がエピジェネティックに伝わる


今週号のNatureに掲載された論文.
植物は光、水、塩類、高温、病原体等種々のストレスを受け、それに対して抵抗性等の様々な応答を起こすことが知られる.
今回の論文は紫外線や植物病原菌によって受けたストレスによって、体細胞相同組換えの頻度が上がり、その性質が数世代に渡って優勢的に受け継がれることを示している(すなわちエピジェネティックに相同組換え頻度が上昇している!).体細胞相同組み換えの頻度が上がることによって植物の遺伝的な多様性が上昇し、ストレスに対する適応や病原体に対する抵抗性を獲得しやすくなると考察しています.
なるほど、非常に興味深い.