農薬や遺伝子組み換えに対する正しい知識を得てもらいたい

カピバラさんからドーピング検査法に対する疑問と一部検査機関の人が検査データの客観的な検証を怠っているのではないかという不信が提示されましたが、そのなかでも
「科学をして真実を弄んでいる」
という言葉にはちょっと動かされました.
確かにね、そういうことは元々分かってましたよ.科学者サイドはそうでない人が知識がないことをいいことに煙に巻く態度をとってしまうことは往々にありますが、科学者コミュニティーにいるとそのような態度を意識しなくて済んでしまいがちです.私の専門は農業ですが、私たちの多くは"一般の人は農薬や遺伝子組み換えについての知識がないからイメージだけで反対している"と思っています.その態度にはある種の馬鹿にするような意識も含まれていることもありますが、正確な情報の提供もせずにそのような偉そうな態度をとることは大変間違っていると思います.
多分自転車でも同じような傾向があると思います.一部の自転車乗りの中には自転車乗らない自転車ファンを馬鹿にする人が往々に見受けられますが(tannneさん、acharincoさん等々のサイトには多くの自転車乗ってる方々が親切に書き込まれているように、そういう人はあくまで一部であることは強調しておきたいと思います)、同じことではないでしょうか.
もちろん科学研究は最終的に世間へ還元されることを目的としており、国は国策として金を投じて科学研究を推進しているわけですから、自転車と異なり科学者には情報を正確に提示する責任があります.
と、いうわけで、せっかくいい機会ですからこの場を借りて農薬や遺伝子組み換えに関する情報を提供していきたいと思います.私自身はどちらも賛成、推進する立場ですが、賛成、反対の判断は皆様にお任せします.正確な知識を得た上で反対する人もいますし、それはもう思想の問題になっているようにも感じます.私は正確な情報を得た上で"客観的に"判断すれば農薬、遺伝子組換えには賛成されると思っていますが、、、、、
本職の研究がありますので、なかなか進まないかと思いますが、よろしくお願いします.一応学部までは化学を専攻していたので、そっちの方も絡めて紹介するかもしれません.