アルペン世界選女子スラローム(SL)&男子SL

なんというかシルトの緊張っぷりが半端ではありませんでした.1本目3位なので、ラスト3人目の出走.良い滑りでトップでゴールするものの、あまり喜ばない.次のパーションの時は途中経過抜きつ抜かれつで最後も僅か0.05差で上回っただけのためか、すごい緊張顔でフィニッシュの瞬間顔をおさえてた.ザフロブスカに0.11差で敗れ、祝福しに近寄った時のがっくりした表情.ああ、周りからも自分でもとてつもないプレッシャーを背負ってたのだと思いました.若くして強豪国を背負って立つ選手は辛い.
ダウンヒルでも後続の選手を待つホスプのしかめっ面、自分のスキー板にしがみついて食い入るように結果を見つめる表情がなんとも、、、、、彼女は大回転で金メダルとれたからいいけどね.
対してSLでシルトを上回れなかった時のパーションの表情のすっきりしていること.まーしょーがないねー、3つも金メダルとったし、いっかぁー、みたくサバサバしてました.結果が全てなのですが、シルトがかわいそうになってきます.いやこっちにとっても胃が痛くなる神経戦ですよ.


えーと男子は、、、、、マットが2本ともラップ、2位に2秒近い差をつける圧勝でした.なんつーか余裕の勝利.難しい雪質で優勝候補の選手達が次々と失敗して脱落する中、ただひとり素晴らしい滑り.2本目は慎重に行くかと思いきや、自信満々ではぇ〜〜よぉ〜〜なんだこいつは!?まあナルシストだし、露出狂だし仕方ない(→証拠は本人のHP).でも私は知っている.1/14ウェンゲンのスーパーコンバインド.1本目ダウンヒルの29位から大逆転で優勝を決めたとき、残り28人の滑りを不安げな顔で見つめていたあなた.2年ぶりの優勝なるかドキドキしながら見守っていましたね.あの頃が懐かしい、、、、、(←何様だオレは)
今回トップシード7人のうち、完走できたのもマットとライヒの2人のみ.ライヒは1本目1番スタートで滑り、最終局面で失敗.もうダメポ、orzと思ったのも束の間、後続も次々失敗.マットに1.23差をつけられたものの、なぜか4位.さて2本目.ライヒは簡単そうに滑るため、元々スピード感のない滑りをする方ですが(←それでも速い)、今回は明らかに遅い感じでした.どうしたライヒ?調子悪いの?、、、、、というわけで本当にアベック(死語)銀メダルになってしまいました.
佐々木は後傾になってスリップ、前にすっ飛んでDNF.DNFって内側転倒が比較的多い気がするのですが、佐々木はこの手の転倒が多いように感じるけど気のせい?
とにかく、男子オーストリアも金メダルとれて良かったですね.マットおめでとー.完全復活.