科学は信用されていないのか

ここ数年、まともな時間にほとんどテレビ見た事ないので、昨今の健康番組、生活情報番組がどんなものなのかは知りませんが、昔の記憶とかたどるに、、、、、やってることって結構検証がいい加減ですよね.それでもってなんだか権威のありそうな学者の人が出てきてしゃべるもんだから本当っぽく思えてきちゃったりして.


以前どこかで科学史を研究されている方が書いていたのですが、「日本人にとって科学とはどこか自分の生活と関係ないところでよくわからないことをしていて、なんだか凄そうな気もするけれど、魔術や奇術のようなもの程度だと認識されている.」だそうです.
多分科学はよく分からないものだと考えられているし、知る必要もないと考えられているのかもしれません.それゆえ科学に対する信頼性、信用度がとても低いのではないか、或いは科学研究の手法(つまり科学研究とはどのようになされ、どのように検証されているか)が誤解されているのではないかと思います.
でもなぜか権威あるものには弱くて、テレビ番組に○○大学教授*1なんてものが出てくると、どんなに適当な検証しかされていなくても信用されてしまったりするのでしょう.
どーでもいーですが、なんで権威者として挙げられるのは大学教授なのでしょう.民間企業にも多くの科学研究者がいます.そして企業の研究所からどれだけ素晴らしい成果が出ているか、それも応用ばかりではなくどれだけ多くの素晴らしい基礎研究がなされているか見過ごされているのではないでしょうか.
まあいいや.
科学的考え方、手法がどんなものか、表現不足でどう言葉にすれば良いのか分かりませんが、昨日の柳田先生のブログに近い言葉があったので引用します.
「わからないことはわからないとはっきり言えること、結論のできないことははっきり結論できない、こういう能力を持った人たちが職業的科学者なのでしょう。」
すべて代弁下さっている感じではありませんが、核心の部分はそのような感じかと.まあ科学者に限らないか、、、、、


ある文脈の中で使われていた言葉なので、都合のいい引用との誤解をさけるためトラックバックします.おもしろいので、興味のある方は是非お読み下されば、と思います.
1/23付 研究倫理、捏造ニッポン、ニュースの宝庫
1/24付 生活情報番組での捏造

*1:都合の良い言葉だけ利用されている可能性もありますけどね