選挙制度?

今回の選挙を振り返ってのコメント
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1)今の選挙制度を続ける限り、議員の資質とは関係なく、政党のトップが思うままに議員を誕生させられるという危険性
2)「政党を選ぶ選挙=政策論争」が進むのではなく、個人のカリスマ性やメディア戦略によって、数の力を得られることを実証してしまった。その結果、政治の衆愚はますます加速するという危険性
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A.I.C. デジタルストレス王 9.20より)
前者について、そんなこと公明党共産党は昔からやっていたのに、なぜ今頃になって問題にするのか.
自民党民主党いずれも主義主張のない党.それは長所でもあり、短所でもあると思う.それぞれの政治家が自由な意見を持っているのはいいことである反面、理念、理想の異なる人々が集まるのは政治的に有利だからだけであって、政治を実行する際に邪魔でしかならないと思う.もちろんアメリカのように個々の大きな理念は共有しつつも、細かい事案については個人の意見が尊重されるのが一番良いのだけれども、なぜか日本の場合そうはいかない.意見の相違による党の空中分解を防ぐため、結局つまらない妥協案で終わってしまう(特に民主党).公明党共産党は表面的にも理念が一致しているだろうからそういう問題はないにしろ、(結果的に)各自が自由に意見をもつ集団である自民党民主党で上記の事態(政党のトップが思うままに議員を誕生させられる)は党としての長所も消してしまうと思う.でもある程度は仕方ないかな.選挙制度については理想的なものなんてないよね、、、、、
後者については本当に日本人は愚かなのか?という点で疑問が残るけれども、ある程度当たっていると思う.

それよりも今回の選挙の争点は郵政民営化抵抗勢力の追放だけ?
もうちょっと大きい目で見た日本の今後は次のテーマなのかな?4年って長いと思うけどな.
自民党(と、いうより小泉さん)の唱える小さな政府と民主党の唱えるそれよりちょっと大きな政府(小さいけれども社会保障等々はある程度国の責任で手厚くする政府).果たして小さな政府が理想的なのかな?尼崎の事故はJRの民営化による弊害と言えなくもないし、ちょっと前のカリフォルニアの停電頻発だって電力自由化の影響だ.カトリーヌの災禍もアメリカ流小さな政府によって国土整備がいい加減だったからじゃないかな.みんな言うじゃん、アメリカは自業自得だって.郵政民営化だって将来全国的な郵便網がなくなったり、市場に出た郵便貯金が巨大な不良債権になる事態だってありうる訳ですよね.今回の郵政民営化での民主党の主張は労組におもねったものだからそもそも論理が矛盾しているけれども、将来の最悪の事態を考えれば小泉案が良くて、民主党案が悪いということにはならないと思う.でも何でかな、自民党抵抗勢力は悪だからそれと反対の小泉は良、みたいな感じで今回の選挙が決まってしまった気がする.
あー、あり得ない(プロセスだけ見れば).
でも今後の成り行きには期待してるけど、、、、、