東北でクライミング

moritaku_bear2005-09-19

宮城、山形県境の黒伏山南壁に行ってきました.
16夜発、仙台までのバスは3列のリクライニングシート.慢性的寝不足もあり、仙台までぐっすり.
17日:仙台駅に迎えに来た友達の車で直接黒伏まで.下から見上げる黒伏南壁は見事!登攀意欲がかき立てられます.アプローチでしばらく迷いちょっとうろうろした後、取り付けへ.この日は中央ルンゼを登ります.1ピッチ目からいきなり難しい.早くもアブミ使ってA1.2ピッチ目は楽だったものの、3ピッチ目の垂壁はまたしても難しい.フォローだったのでなんとかフリーで越えたものの最後に左脚がプルプル来ました.4,5ピッチ目はルンゼの底を登る簡単なもの.とは言っても支点がほとんどない.この5ピッチ目から3ピッチをリードした.6ピッチ目は逆層になっているものの、ホールドもそこそこありかなり楽しめた.7ピッチ目は垂壁.あー、もうやだ、みたいな感じでアブミにする.テキパキやったつもりだが、ふと下を見るとロープが交差を繰り返してた.フォローの人ごめん.8ピッチ目はV+だったが、どこが?という感じ.最後がやや悪かったけれどもIV+くらいかな.9ピッチ目は垂壁を越えるだけ.日暮れも迫って来ていたので、粘ることもせずさっさとアブミ登り.ビレイ点到着16:00.ロープをしまって残り100m程度の急なプッシュ帯を攀じ上がる.かなり悪く、最初だけでもロープを出した方が良かったと思う.稜線に着き、装備を外して再出発する時には17時前になっていた.しばらく薮を漕いだ後、きれいな登山道に出る.しかぁーし、この下りは大変悪く、灌木につかまりながらだった.ぬめってたら相当難儀したことだろう.キビタキの池付近まで下りると平坦な森の中で、危険は少ないがかなり暗くなって来た.最後は暗闇との競争の如く下りたが、沢に下りる直前にヘッドランプを出した.仮設橋を渡る時は暗闇がすべてを覆い尽くす寸前.後ろ2人が道を間違えるといけないのでしばらく待った.
遅いので夕食自炊するのは諦め、東根市街まで下りる.焼き肉食べたいという人がいたので、スタミナ太郎へ.いかにも安ーい肉でしたが、まあ良かろう.翌日も黒伏に登りたかったのだが、みんな疲れた、、、、と言い出すので、丸森に行くことになった.この日は黒伏から林道を奥へ入った柳沢避難小屋で寝る.
18日:朝5時起床.みんな寝てるので外の水場へ顔と歯を磨きに行く.戻って来たら起き出した.朝食は何も準備してなかったので、東根のセブンへ.そのまま丸森の岩場へ向かう.丸森へ着くものの、目指す見晴らし岩への登り口が分からない.どうも道路の拡幅工事で登り口が見えなくなってしまったらしい.山の反対側の一般登山口から入ることにする.その登山口から見晴らし岩まではいささか遠いので、稜線まで出てすぐにあるはずのモアイロックに向かった.近いはずだったんだけど、、、思ったよりも遠かった.とりあえずここのBカンテを登る.大量の蚊に襲われながら、、、、、しかも難しいです.東北のグレード辛すぎです.10aなのに登れませんでした.トップロープで多くのテンションを交え、ちょっとずるしたりしながら何とか登りきりました.しかもあまり登られていないようでした.ゲレンデを2日というのはつまらないので、この日で帰京しました.帰る前に仙台で食べた牛タンのおいしいこと.観光客向けではなく地元の人が来る店で、メニューも牛タン定食の塩味、味噌味、牛タン丼のみ.こういう店好きです.