本日の勉強会
薬剤抵抗性について.なぜだか連続して担当.
まあ文献調べる前から予想はついていたんだけれども、合成誘導の足しになるような情報はあまり得られなかった.p450(とエステラーゼとGST)による代謝予測プログラムが開発中だと言った人がいたけれども、反応を行うのが酵素である以上、電子密度(官能基の反応性)だけから化合物中の代謝部位を予想するのは難しいと思う.各生物で約100遺伝子あるp450それぞれの反応場の立体構造を考慮したプログラムが必要と考えられる訳だが*1、生物間でどれだけ配列(と構造)の保存性があるのだろうか.それらも全て考慮すればある程度は予測可能なのかもしんないな.
あー、私は計算化学屋さんではないが、より精密な計算化学を行うためにはスパコン*2の能力向上は当然必要になってくるんだろうなぁ.
頑張れー!理研!
通常の予算みたいに復活折衝というものがあるならば是非とも取り返せるよう頑張って欲しい.でもでも実際のところは研究者から見ても非効率極まりないところもあるのだろうなぁ.そういう部分をなくすような努力は必要なのだろうなぁ.いつまでも研究者の天国*3などと言ってはおれない時代だし.