ツールが終わった

最終日はベンナーティが勝ちました.思えば2005年ドイツツアーでステージ3勝、ポーランドツアーでステージ2勝の鮮烈デビュー.この頃はリザルト上でしか知りませんでしたが、昨年スイスで我々の前にそのお姿を披露し、一気に(日本で)有名に.しかしツールに出てくる強豪にはなかなか勝てませんでした.第17ステージでいい風に乗れたのでしょうか、ハンターやハスホウトに迫られたものの、粘って勝ちましたね!これまでは顔の濃い、イケメンと呼ばれている人という程度のイメージしかありませんでしたが、勝利インタビューは好感持てますねー.山は登れるし、悪人面ではないものの顔濃いし マキュアン亡き後の 好きな選手になるかもしれません.
昨年もシャンゼリゼゴールでは横からの映像でした(マキュアンが雷小僧にぶち抜かれる悔しい絵でした).スケートの移動カメラみたいな映像で好きだったんでしたが、やっぱりバイクから撮ってましたか.いかにツールとは言え、あの一瞬のために移動カメラを設けることはしないよね.


あー、マキュアンは衰えてしまったのでしょうか.単なる怪我の影響だといいのですが、、、、、30越えてどんどん強くなるところも好きでしたが(エムボマみたいだ)、もう35歳だし、寄る年波に抗し切れなくなったのかなあ.寂しいですな.もう一旗と言わず、07年のあれはなんだったんだったんというくらいまたガンガン勝ちまくってほしいものです.


CSCは思うように活躍できなかったと思います.カンちゃん大活躍だったけれども、自分の中でジリジリ感とか感じられずいまいち盛り上がれず、、、、、ごめん.サストレは頑張ったけど、シュレックは落車もありいまいち.ま、これで弟のプレッシャーに負けて自爆する選手だったらガッカリだったけど、そんなことなかったからさほど不満ではない.むしろそっちが心配だった、、、
このチームは泥臭く全選手が汗水たらすのが似合ってる.今は全員アシストみたいだけれども、去年のように輝ける時もあるでしょう.


今年の4賞ジャージは全員80'sでした.マイヨ・ブランを除く3賞を80'sがとるのからして初めてではないでしょうか.新しい世代の台頭か、或いはドーピング騒動で古い世代が押し出されただけか、、、、、自分と同じ80'sが活躍するのはやはり嬉しいので引き続き頑張ってほしいものです.そんなこと言ってるうちに一気に80's後半世代(アンディ、シオレック、カヴェたち)が一気に台頭して抜き去っていったりしたら怖いなぁ、、、、、


なんだかまとめだしたぞ.


今年のツールはドーピングで大揺れしましたが、だからと言って自転車競技を見るのをやめる気は毛頭ありません.これまで通り見るでしょうね.それはドーピングは別としてこの競技が面白いから!展開や勝負が人間臭く、戦略は複雑かもしれないが、動き自体は分かりやすいためにハマればそれが面白くてたまらない.また選手が競技中あれだけ苦しむスポーツもあまりない.苦しんでいるからこそ感動も大きく(とても真似できないし)、そして景色がきれい!
ドーピングは問題ですが、それとは別に好きでいられると思います.でも何とかしてほしいね.安倍ちゃんではありませんが、あとは倫理とか教育の問題でしょうか.