男子スーパー複合を見る

既に記憶があやふやですが、、、、、滑降コースはスーパーGのコースをさらに上方に伸ばし、左右のふれを小さくしたコース.ミラーとスヴィンダールの滑りは大変良かったと思います.技術系ではベルソーとD.アルブレヒトがうまくまとめ、ライヒも少々失敗したもののまずまずのタイム差.
回転コースは旗門間隔が長く、横にもせまい簡単なコース.特に前半が易しめの設定で、ここで飛ばし過ぎて中盤の前後のうねりで失敗する人が続出.また最初のスタート順の時間帯は夕暮れ時にあたっていて、コースに陰影ができて見辛かったのではないでしょうか.トリノ五輪にあわせてこの競技の練習をして、やや得意とするコステリッツ(元々はスラロームスペシャリスト)も早いスタート順だったのでかわいそうだった.10番以降には陽も落ちて見やすくなる.そんな中ライヒはやっぱり上手いよぉー.スペシャスラロームより易しい設定なので、いつもの簡単そうに滑る雰囲気とは異なりガンガン滑ってる感じでしたが、安定感が桁違い.マジうまい.圧巻の滑りでした.ベルソーもうまく滑ったものの及ばない.
そしてアルブレヒト、、、、、攻めまくっててコースアウトかメダルかくらいの勢いで、いくつかバランス崩しかけたものの、そのまま何とか滑り切り、、、、、ライヒと0.08差!上回っちゃったよ!悔しぃ―!
で、後は高速系.ワルヒホッファ―はやっぱりというか、後半足がついていかなくてダメ.スヴィンダールはスペチャルスラロームでも、下半身をやわらく動かしていつもい20番前後に入っているので優勝ありかと思ったのですが、慎重に行き過ぎてタイム伸びず.もしかして易しめの旗門設定でターンが速くなるコースは苦手だったのかもしれません.そしてミラーもさすがにスラロームはだめでした、、、、、
結果技術系が表彰台独占.ライヒは残念だったけれども、ひとまず銀メダルとれたし良かったかな.ちなみにマテリアルでも表彰台の3人は全員Atomicでした.まあ元々Atomic使用の選手は多いからたまにあることだけど.
今季の男子は技術系でサロモンが激減してロシニョールのシェアが一気に増えました.また高速系でもヘッドが増えてるように思います.女子はほとんど見たことないのでこれまでの傾向は分かりませんが、今回の世界選を見るに高速系ではやけにフォルクル使ってる選手が多いですね.


えーと、ちょっとNHKの実況に文句があるのですが、、、、、少々昨年のトリノ五輪の結果に引きずられ過ぎではないでしょうか.リゲティは今季不調でとても優勝を狙える状態にはないし、コステリッツやシェーンフェルダーも昨年ほど良くはない.そしてライヒを少々低く見ているのでは?ト今季はしばらく不調でしたが、今は絶好調.またスヴィンダールやベルソーも今季複合で好調です.もうちょっと最近の調子を考えてほしい.千葉さんがいるからその辺りもきちんと解説下さってますが、なんだかちょっと不満です.