続き

昨年のツールにおけるヒンカピー区間優勝、批判もあるようですが、個人的にはヒンカピーを祝福したい.彼はランス7連覇をずっと支え続けて来て、遂に自身の輝くチャンスが来た!ペレイロの気持ちも分かるけれども、ヒンカピーはそれ以上の7年分の思いがあったのでしょう.だからヒンカピーの優勝はとても美しいし、讃えたいと思う.


それで、と、昨日のフォイクト.彼は当初は監視役として入ったのだろうけれども、フォイクトの大ファンとしては最初からちょっとステージ優勝してほしい気持ちがあった.昨年に比べてまだ今年は勝利どころか目立つ成績(バスク区間2位くらいか)もなく、インタビューで残されたキャリアをバッソのために捧げるみたいなこと言ってて、もう勝利を狙うチャンスもあまりなさそう.フォイクトバッソのアシストをしてまだ3年だけれども、年数の問題ではなく、あの漢気あふれるアシストぶりはヒンカピーに並べられるに十分、、、、、でもないか.
ただ、ずっと後ろにぶら下がっていながら勝ちにいく姿は彼らしくないとも思う.
最後の登りに入って彼がヴァリャベッチのアタックについて行った時はちょっと複雑でありつつも、頑張れ〜と思った.でも結局、フォイクトに登りのガチンコ勝負は不利だったし、ガラテは強かった.多分ついて行くのが精一杯だったと思う.勝てないと悟って、引っ張ってくれたガラテに行け、と背中を押し、握手をした時は残念だったけれども、嬉しかった.やっぱりフォイクト様です*1
→どうやら、力は残っていたけれども自分が勝つわけにはいかないとガラテを行かせたそうです.私が思っていたよりずっとずっと男でした.
http://team-csc.com/ny_news.asp?lang=uk&n_id=930
http://www.cyclingnews.com/news.php?id=news/2006/may06/may27news


それにしてもクイックステップ、山岳はガラテ、スプリントはベッティーニが狙ってましたが、互いに献身的にサポートしあっていたのが印象的でした(もちろん別のチームもそうしてるし、バッソもフレーシュ〜ワロンヌやLBLではアシストだった).あれだけの選手が他の人のために献身するのは見ていていいものです.

*1:ええと、ちなみに全て夜1時半から録画を見ての感想でした.ハハハハ