トリノ五輪男子ダウンヒル

フランスのデネリアス優勝
http://www.fis-ski.com/uk/604/610.html?sector=AL&raceid=39585
http://www.eurosport.com/alpineskiing/torino/2005-2006/sport_sto831580.shtml


ちょっと待ってよっ!


下馬評にも上がらなかった伏兵がまさかの優勝.ラルヴスのタイムが伸びなかった瞬間(最近大好き!になった)ワルヒホッファーの優勝を確信してガッツポーズしました(いやまだ優勝候補5番手くらいのブッフェルがいましたけどね)が、シード最終スタートのデネリアスで大落胆.
デネリアス、確かに昨季、一昨季はDHひょこんと勝ったりしていたけれども、今季はたまに10番以内に入る程度でダメダメでした.それがこんな時にいきなり勝つとは、、、、、、
今回のセストリエールのコースはテクニカルなターンがなく、かなり素直なコースでした.クラシックレースを始めとして通常はテクニカルなターンに引き続いて緩斜面の直線がついてたりして、ターンで失敗するとその後に随分響く事が多いですが、今回は緩いターンの連続でスピードも120km/h程度しか出ない、差が出にくい、言ってしまえばポイントのないつまらないコースでした.その分技術力の高いワルヒホッファーやラルヴス、シュトローブルのメリットが少なかった気がします.そのためか最後まで暫定首位だったワルヒホッファーとの後続選手とのタイム差が少ない状態が続きました.ワルヒホッファー自体も最初のジャンプと最後のターンで小さいミスをしましたが、たとえそれらのミスがなくても、デネリアスとの0.72差は引っくり返せなかったと思います.
と、いうかなんでデネリアス?弱小フランスチームの.フランスはダルカンも大健闘の11位(ラルヴスの次)に入っていました.まー、こういう大逆転があるのがオリンピックだから.ソルトレークでもオーモットがまさかのメダル量産.長野でも伏兵クレティエが優勝(ただしあれはコースが荒れていてクレティエの得意な状態だったらしい)、リレハンメルもモーが勝った.
ちなみに優勝候補のラルヴスは10位.ミスはなかったのですが、とにかくタイムが伸びなかった.ワックス選択を間違えたのでしょうか?ケルネンの3位は意外だけれども、悪い選手じゃないからそこまでの驚きではない.4位オーモットは大舞台での勝負強さかな.それより、、、実況、解説の方々、盛りの過ぎたオーモット、今季不調のミラー、まだ強いけれども本命ではないマイヤーばかり注目して、大本命のワルヒホッファー、ラルヴスを軽めにするのはいただけません.確かに3人ともお祭り野郎らしく本番で強さを発揮してそこそこ上位には来たけどね、、、、、
デネリアスが前日の3本目のトレーニングでトップタイムだったのも事実だけれども、それは雪面の荒れる遅いスタート順を嫌った優勝候補がスタート順を決める3本目(30番目の人から1番目の順で滑る.31番目以降は1番のタイムの人の次)をわざと遅くしてスタート順を早くしたからです.
そういえば各国のユニフォームがオリンピック向けに変わっていました.アメリカはそれほど色を変えず、スパイダー柄をやや変えていました.オーストリアはいつもの赤がややくすんで変な色.スパイダーはそのままも、変なギザギザがついていた.ノルウェーは国旗色.変.イタリアはKappaの特徴的なデザインがかなりかっこ良くなってました.フランス、カナダ、スイスはいつもとちょこっと変えていた.リヒテンシュタインはエントリーがブッフェルだけなためかいつもと同じのかわいい花柄(笑).
ラップ競技者用のブースで待つワルヒホッファー、サングラスをかけてる姿はやはりカッコいい.けれども、、、帽子被って!私は髪が薄くたって好きだけれども、オリンピックで初めて見てせっかくファンになるかもしれない人達を逃してしまいますよ.