万博に行ってきた

結構楽しみにしてたんですよ.日本全体の雰囲気として万博を後ろ向きに捉えていましたが、私はそれほどでもありませんでした.でも、、、、、、
計画段階から言われていたこと”万博自体が時代遅れ”と、いう意味が行って分かりました.企業館はほとんど行きませんでした(グローバルハウスのみ行った).と、言っても国内企業の最先端技術をみるのにそれほどの魅力は感じない.そんなもの東京にいればある程度見られるし、想像もつく.で、ちょっと楽しみにしていた各国館.しかぁーし、「現代は映像社会」ですね.外国にはカナダくらいしか行ったことなのに、この既視感.ほとんどすべての館、特にアジア、オセアニア、アフリカ、中南米地域はそれぞれの国に対して思い描いていたステレオタイプのイメージそのままでした.映像社会、すなわちテレビの影響でしょうね.それからそういった建物の多くが単なるお土産屋になっていたのも大いなる問題点.
それに対して欧米の国々はちょっと違った.もちろんテレビから受ける情報量はアジア、アフリカ、オセアニア中南米よりも断然多い.にも関わらず感嘆した.テレビからは受けようもない、それぞれの国のもつセンスというものがそこかしこに織り込められていて良かった.特にイタリア、非常に素晴らしい.あれは見る価値がある.
とは言え、やはりヨーロッパは人気が高く、ほとんど見られなかった.見られたのはアメリカ、カナダ、イタリア、ブルガリアチェコ、イギリス、アイルランドのみ.アメリカは人気の割にいまいち、カナダは伝えたいものがとんと分からなかったけれども、映像と音楽はきれいだった.イタリアはいうことなし、ブルガリはお土産プラスαレベル、チェコは機会仕掛けのおもちゃ館でファンタジー気分が味わえる.さすがシュコダを生んだ機械工業国って感じがした.イギリスは現代芸術だったけれども、不思議な感じと、ウィットが利いていて面白かった.係のお兄さんも楽しい!アイルランドはなんてことなかったけれども、個人的にケルト文化が好きなのでとても良かった.
ま、そんなところは良かったけれども、結局万博は下らんハコモノ展示会という気がしました.存在意義が問われるという意味が分かります.
そういえばイタリア館のスポンサーにコルナゴが名を連ねていました.入ってみると、やはりありました、多分プレジデントでしょう.けばけばしいけれども、やはりコルナゴ車は素敵.