ツール第9ステージ

この日から本格的な山岳．と、言っても最後の1級山岳の後に55kmの下り&平坦．差がつくのか？
スタート直後の登りでフォイクトのアタックをきっかけにラスムッセンが逃げる．（さすがにフォイクトはラスムセンについて行けず）ラスムッセンすさまじい早さ．山岳を全部とった上に、最後の1級山岳でプロトンと10分弱の差．プロトンは無理にしてもTTに強いフォイクト、モローも4分半からなかなか差がつまらない．下りと平坦でもいいペースで飛ばしたラスムッセンがそれほど差を詰められないままゴール．鳥肌が立つとはこのことか．とにかく凄かったです．2番手のフォイクトとモローの逃げもかなりのものだった．スピードも早かったが、途中のスプリントポイントはモローがフォイクトにすべて譲り、ゴールはフォイクトがモローに譲った．ラスト15kmくらいのフォイクトのパンクでもモローは待つ．普通は途中まで協力してもゴール前で解消する例が多いけど、今回はお互いに総合の時間を稼ぐという共通の目標があったからか最後まで助け合い、ゴール後は二人でがっちり握手．いい光景だ．フォイクトがマイヨ・ジョーヌ獲得．好きな選手だから個人的にもすごくうれしい．